Xbox Series Xの新モデルであるオールデジタルとスペシャルエディション 2TBが登場し、ローンチモデルよりもさらに効率的で省エネ性能が向上しています。これらのモデルは、最新の6nmプロセスチップを搭載し、内部構造の冷却システムにも改良が加えられました。
テックインフルエンサーのオースティン・エバンス氏による分解レビューで、具体的な改良ポイントが明らかになりました。
小型化された6nmチップと冷却システムが改良
新しいXbox Series X オールデジタルとスペシャルエディションモデルには、従来モデルと同じパフォーマンスを維持しながらも省エネ性能を実現する6nmプロセスのSoC(システム・オン・チップ)が搭載されています。
このSoCはローンチモデルと同等のクロックスピードに達しつつ、わずかに低い電圧で動作します。これにより発熱量が減少し、冷却システムもベイパーチャンバーからシンプルなヒートシンクへと変更され、効率的な冷却が可能になっています。
内部構造の改善が分解レビューにより明らかになる
YouTubeで公開されたテックインフルエンサーのオースティン・エバンス氏による動画では、新モデルの内部構造が詳しく紹介されており、ローンチモデルと比較して電力消費量が大幅に抑えられていることが示されています。具体的には、アイドル状態でローンチモデルが61ワットの電力を消費していたのに対し、オールデジタルモデルは28ワット、スペシャルエディションモデルは51ワットと、非常に効率的です。
また、ゲームプレイ中の消費電力についても改善されています。「Forza Horizon 5」でのベンチマークテストによると、ローンチモデルは平均167ワットの電力を消費していましたが、オールデジタルモデルは151ワット、スペシャルエディションモデルは156ワットと、それぞれ消費電力が抑えられています。
温度やノイズレベルも同等で、消費電力削減と同時にパフォーマンスを維持していることが確認されています。長時間のゲームプレイやヘビーユーザーにとって、この省エネ性能は特に有利に働くでしょう。
まとめ
新しいXbox Series X オールデジタルモデルとスペシャルエディションモデルは、効率的な省エネ性能とシンプルな冷却システムを備えたアップグレード版です。
オースティン・エバンス氏による詳細なレビューからも、これらの改善点が確認されています。公式のXboxサイトでさらに詳しい情報を確認して、次世代コンソールの進化を体験してみましょう。
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