ソニーの次世代ゲーム機「PlayStation 6」(以下、PS6)の開発状況が予想以上に進んでいる可能性があると、オンラインで注目を集めています。
PS6は早ければ2027年に発売される可能性がある
NeoGAFフォーラムにおいて、AMDの内部情報に精通したリーカー「Kepler L2」が、PS6に関する新たな詳細を明らかにしました。彼によると、PS6のSoC(System on Chip)はすでに設計が完了しており、現在は「プレシリコン検証」の段階にあります。また、A0テープアウト(初期試作チップの製造開始)が2025年後半に予定されているとのことです。この情報は技術に詳しくない方には馴染みがないかもしれませんが、ソニーの過去のスケジュールに基づけば、A0テープアウトから新型ゲーム機の発売までの期間は通常約2年です。そのため、PS6は早ければ2027年に発売される可能性が高いと考えられます。
PS6のGPUはAMDの「gfx13」アーキテクチャを採用か
Kepler L2はPS6のGPUについての情報も提供しました。PS6のGPUはAMDのgfx13アーキテクチャを採用しており、これは以前はRDNA 5として知られていましたが、現在はUDNAという名称で知られています。具体的な性能や規模については明らかにされていませんが、gfx13に基づくことから、AMDが今後アーキテクチャの詳細を正式に発表すれば、PS6の一部特徴が明らかになると予想されます。
AMDが主要パートナーとして継続
現在、PS6に関する公式情報はほとんど公開されていませんが、AMDが引き続き主要な技術パートナーであることは確実です。この点については、昨年公開された報告書でも明らかにされており、インテルがソニー向けチップの供給契約を逃した背景も語られています。インテルはチップ1つあたりの利益分配に関する条件でソニーとの合意に至らず、最終的にAMDがパートナーとして選ばれました。
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