ソニーの特許がPS5におけるPS3下位互換性を示唆か?

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ソニーが新たに申請した特許は、PlayStation 5(以下、PS5)でPlayStation 3(以下、PS3)の下位互換性が開発中であるという最近の噂に信憑性を与えるかもしれません。PS5は2020年に発売され、PlayStation 4との互換性はありましたが、PS3との互換性は長らく欠けていました。これは、PS3の複雑なCELLチップセットのエミュレーションが難しいためです。

現在、PS Plus Premiumの加入者はクラウド経由でPS3のゲームをプレイできますが、長いロード時間や遅延の問題から、多くのユーザーが満足していません。そのため、PS5でのネイティブなPS3エミュレーションの実現を期待する声が高まっています。

WIPO:ソニーが申請した特許
WIPO:ソニーが申請した特許(クリックで拡大)

今回の特許は、PS5の設計者であるマーク・サーニー氏が2024年6月27日に提出したもので、「スキューを誘発するモードでのソフトウェアの後方互換性テスト」というタイトルです。この特許は、デバイス(おそらくPS5)が「タイミングテストモード」で動作することでスキューを意図的に誘発する仕組みを説明しています。

スキューとは、プロセッサのタイミングの変動を指し、PS3の非対称なCELLプロセッサの動作に関連しています。このスキュー誘発互換性レイヤーを使用することで、PS5でPS3のゲームをネイティブに実行できる可能性があると考えられます。

しかし、特許が消費者向けの機能として実現するかどうかは不明です。ソニーは最近、PS Plus Premiumで新しいPS2のゲームを導入するなど、古いゲームを現代のハードウェアで利用可能にする方法を模索しています。そのため、PS3のネイティブ互換性の実現も将来的には十分に考えられるでしょう。

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