信頼性の高いリーカーとして知られるKepler L2氏によると、ソニーが開発中とされる次世代携帯ゲーム機(PlayStation 6のポータブル版)は、PlayStation 5ほどの性能は持たないとのことです。
新型携帯ゲーム機は「PS5未満の性能」、それでもPS5タイトルが動作?

Kepler L2氏が先月、NeoGAFフォーラムに投稿した内容によれば、ソニーの新型携帯ゲーム機(PlayStation 6のポータブル版)はPlayStation 5ほどの性能は持たないとのこと。その理由は、同機が消費電力15Wの3nmプロセスSoC(System on Chip)を搭載する設計であるためです。これは、バッテリー駆動に最適化されたチップであり、高性能よりも省電力や発熱対策が優先された構成だと見られています。
とはいえ、驚くべきことにこの携帯ゲーム機はPS5向けタイトルのプレイにも対応するとされています。これがネイティブ動作なのか、ストリーミングやアップスケーリング技術を活用したものなのかは明かされていませんが、「どこでもPS5タイトルが遊べる」という未来が、現実味を帯びてきたとも言えるでしょう。
PlayStation 6の発売時期は2027年か?

Kepler L2氏によれば、PlayStation 6に搭載されるSoCはすでに「設計完了」の段階にあり、現在はプレシリコン検証が進められているとのこと。加えて、2025年中にはA0テープアウト(初期試作品の製造)が予定されているようです。
この流れは、過去のPS5や他のゲーム機と同様の開発スケジュールを踏んでおり、順調に進めば発売は2027年頃になる可能性が高いと予想されます。
PS6チップは再びAMDが製造、Intelは競争から脱落

興味深い裏話として、ソニーは次世代機のチップ供給元を決定するにあたり、AMDとIntelの両社から提案を受けていたとされています。最終的には、AMDが選ばれることになりましたが、その背景にはIntel社内での利益配分に関する意見対立があったと報じられています。価格決定に至らなかったことが、契約獲得を逃す要因になったようです。
コメント