2023年6月6日午前2時(日本時間)、Appleが開発者向けに開催するイベント、Worldwide Developers Conference 2023(以下、WWDC)を行いました。
驚いたことに、このイベントに世界的ゲームクリエイターの小島秀夫氏が登場、『DEATH STRANDING』のディレクターズカット版(以下、デススト)をMac向けに提供することを発表しました。
今回は、Appleが発表したゲーム関連の情報と、小島秀夫氏による発表内容についてお伝えします。
目次
『デススト』Mac版は年末に登場
WWDC内に登場した小島秀夫氏は、Mac版の『デススト』を年末に提供することを発表しました。
『デススト』は、メタルギアシリーズを手掛けた小島秀夫氏が率いる、コジマプロダクション開発の大人気ゲームです。
ゲームは未来のアメリカが舞台で、伝説の配達人であるサム・ポーター・ブリッジズが分断された各地域や人々に支援物資などを運びながら、もう一度世界をつなげるというソーシャル・ストランド・アクションゲームになります。
ゲーム内で描かれる自然や建築物の描写などがとても綺麗で、クオリティが非常に高いゲームとなっています。
最新のMacによる高いグラフィック性能と高フレームレートで、『デススト』のキレイな描写を表現できることは、Macを所持する『デススト』ファンにとって、最高の組み合わせになるのではないでしょうか。
小島秀夫氏は、今後もコジマプロダクションの新タイトルをAppleプラットフォームで展開していくことを明かしています。
最新チップやゲームモードでAAAタイトルがMacで利用可能に
Appleが発表したゲームに関する内容を簡単に紹介します。
ゲームモードでゲーム体験がさらに進化
今回、Appleが発表した「macOS Sonoma」には「ゲームモード」が新設されます。
「ゲームモード」の特徴は以下のとおりです。
「ゲームモード」は、最新のゲームや今後発売されるMacのゲーム、全てにおいて使用できます。
「ゲームモード」の特徴は、多くのゲーミングPCにはすでに存在していたものと同様の機能のようです。
Macはもともと、従来のゲーム用システムではなかったため、「ゲームに向かない」とされていましたが、今回発表した「ゲームモード」により高負荷のゲームにも対応できるようになりました。
ゲームポーティングツールキットでゲーム開発期間を短縮
Appleは開発者向けに「ゲームポーティングツールキット」も提供します。
このツールは、ほかのプラットフォームからゲームを移植するのを容易にするようです。
具体的には、開発したゲームがMacでどれだけうまく動作するのか評価する必要があり、今までこの工程が数か月かかっていたものが、数日で終わるということです。
また、ゲームのシェーダーとグラフィックスコードを変換するプロセスは、このツールにより劇的にシンプルになり、開発期間が全体的に短縮されます。
「ゲームポーティングツールキット」により、今後は過去作品や最新作品の多くがMacに対応するようになると思われます。
Appleが本格的にゲーム業界に参入してきましたね!
発売予定のMac版ゲームソフト
WWDCで発表された注目の発売予定Mac版ゲームソフトは以下のとおりです。
上記のMac版ゲームソフトの発売日と価格は不明です。
まとめ
2023年6月6日に行われたAppleのWWDCにおいて小島秀夫氏が登場し、『DEATH STRANDING』のディレクターズカット版をMac向けに提供することを発表しました。
Appleは最新のチップや「ゲームモード」などにより、最新のMacにおいて高負荷のゲームをプレイできるようにしました。
最新のMacによる高いグラフィック性能と高フレームレートで、『デススト』のキレイな描写を表現できることは、Macと『デススト』のファンにとって、最高の組み合わせになるのではないでしょうか。
またAppleは、「ゲームポーティングツールキット」についても発表しました。
これにより、ゲーム開発者がほかのプラットフォームからゲームを移植することや、Mac版のゲームを新しく開発するプロセスをシンプルにし、全体的に開発期間を短縮することができます。
Appleもついにゲーム業界に本格的に参入してきたことになります。
Appleファンのゲーマーにとってサイコーですね!
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