ソニーは、プレイヤーの腕前に合わせてゲームの難易度が変化する特許を公開しました。
現在、ゲームの難易度を変更するには、設定画面を開いて自身で変更する必要があります。
ゲームによっては、最初に設定した難易度が変更できないゲームすらあります。
今回、公開された特許は、プレイデータを収集してリアルタイムでプレイヤーに最適な難易度を提供する機能になります。
この技術が実現されれば、最適な難易度でゲームをプレイでき、満足度が向上すること間違いないでしょう。
リアルタイムで難易度を変更する特許
ソニーは、『仮想環境におけるスキルベースのアクティビティの適応的難易度調整』に関する特許を公開しました。
この特許は、プレイヤーのスキルに合わせてリアルタイムでゲームの難易度を調整するものになります。
このような機能は、「MLB The Show」などのゲームですでに導入されていますが、この特許技術はよりリアルタイムに難易度調整ができるものになります。
リアルタイム難易度調整の必要性
多くのゲームは、難易度を設定することができ、「やさしい」、「ふつう」、「むずかしい」などのレベルからプレイヤー自ら判断して設定する必要があります。
なかには、初回プレイ時に設定した難易度を変更できないゲームすらあります。
現在の難易度設定の問題点として、ゲームを進行していく途中で難易度がプレイヤーに合わなくなる可能性があることです。
例えば、ある敵キャラが強すぎて勝てないと判断し難易度レベルを下げると、今度は簡単すぎるといったように丁度いい難易度でプレイできないことがあります。
このような状況が続くと、退屈やイラつきを感じて、ゲームがつまらなくなってしまいます。
みなさんもそのような経験はありませんか?
今回、ソニーが公開した特許は、プレイヤーが1つ以上の異なる種類のゲームをプレイするときにデータを収集し、収集されたデータを評価して、ゲームの難易度をプレイヤーの技術に合わせて自動的に調整してくれます。
プレーヤーにとって難易度が高いと評価されたときは、移動速度やキャラクターの強さ、敵の数、または他の指標に関連するパラメータが現在のプレイヤーのレベルに一致するまで段階的に変更され、時間の経過とともにプレイヤーのスキルが向上するにつれて、このプロセスを繰り返します。
これが実現すれば、ゲーム中にイライラすることがなくなり、よりゲームの世界に没入することができるのではないでしょうか。
ストレスなくゲームができることは、プレイヤーだけでなくゲーム開発者側にとっても期待されることでしょう。
まとめ
ソニーは、プレイヤーの腕前に合わせてゲームの難易度が変化する特許を公開しました。
この特許は、プレイヤーのスキルに合わせてリアルタイムでゲームの難易度を調整するものになります。
この特許が実現すれば、ゲームの難易度に対する退屈感やイラつきがなくなり、よりゲームの世界に没入することができるようになるでしょう。
この特許が実現すれば、もっとゲームを楽しめますね!
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