今年6月5日に登場するNintendo Switch 2。
初代Switchの成功を礎に、さらなるパワーアップを遂げた次世代ハードとして、多くのゲーマーから高い期待が寄せられています。性能面の強化、新コントローラーの登場、より洗練されたゲーム体験――Switch 2はまさに、任天堂の新たな一手といえるでしょう。
しかしその一方で、発売前の情報から「思っていたのと違う」という声も聞こえてきています。
いくつかの搭載されると期待されていた機能が、実は見送られていることが判明したのです。
今回は、Nintendo Switch 2にあえて搭載されなかった「3つの注目ポイント」を、各種公式コメントとともにわかりやすく解説します。
進化したからこそ気になる、「あの要素がない理由」とは?
目次
その1:ニンテンドーeショップに音楽が戻ってこない♪

かつてWiiや3DSの時代、ニンテンドーeショップはただのストアではなく、あたたかみのある音楽が流れる「空間」でもありました。多くのユーザーにとって、あのリズミカルでノスタルジックなBGMは、任天堂らしさの象徴でもあったはずです。
しかし、Nintendo Switch 2のeショップにもBGMの復活はありません。
その理由について、Switch 2のプロデューサー・川本浩一氏は海外メディアPolygonの取材で以下のように説明しています。
「昔と違い、今のeショップにはたくさんのゲーム紹介動画があります。
Polygon
その映像体験を邪魔しないため、BGMの導入は見送りました。」
なるほど…とはいえ、静まり返ったニンテンドーeショップ画面に物足りなさを感じるユーザーも多いのではないでしょうか。
その2:コンソール全体の『実績』システムが未搭載🏆

続いての残念ポイントは、実績システムがない点です。
PlayStationの「トロフィー」、Xboxの「実績」のように、ゲーム内の達成目標を記録するこの仕組みは、やりこみ勢にとって重要な要素。しかし、Nintendo Switch 2にも引き続きこの機能は存在しないことが、明確に判明しました。
Nintendo of AmericaのVP(副社長)、ビル・トリネン氏はPolygonの取材で「実績はあるのか?」と問われた際、次のように答えています。
「Nope(ないよ)」
Polygon
なんともシンプルで潔い返答ですが、逆に言えば導入の可能性すらないと受け取れます。SNSなどでも「実績があればもっとモチベーションが上がるのに」との声が多く見られるだけに、今後の対応が期待されます。
その3:Joy-Con 2に『ホール効果スティック』が非搭載🎮️

そして3つ目、そしておそらく最も影響が大きいとされているのが、新型コントローラーのJoy-Con 2に「ホール効果スティック」が搭載されていないという事実です。
「ホール効果スティック」は磁気によって操作を検知する構造で、従来型と比べて摩耗しにくく、スティックドリフト(勝手に動く不具合)を防げるとされ、ゲーマーからの注目も高い技術でした。
一部ではSwitch 2のJoy-Conにはこの技術が搭載されるという噂も流れていましたが、Nintendo Lifeがこの情報を否定。任天堂の上級副社長ネイト・ビルドーフ氏が以下のようにコメントしています。
「Joy-Con 2は一から新設計されています。
nintendolife
ホール効果スティックではありませんが、操作感は非常に優れています。」
操作感が向上しているのは心強い発言ですが、耐久性や信頼性に疑問を持つユーザーも少なくありません。特に、Joy-Con 2は初代よりも価格が高くなる見込みであることも、慎重な判断を促す要因となりそうです。
まとめ:進化の裏に、見過ごせない『欠けたピース』

Nintendo Switch 2は、明らかに魅力的で、多くの面で前世代機を上回る進化を遂げています。しかし、今回ご紹介した3つの「非搭載機能」は、一部のプレイヤーにとっては大きな懸念材料となるでしょう。
- eショップの静けさ
- 実績の欠如
- Joy-Conのドリフト再発リスク
これらをどう受け止めるかは、ユーザー次第です。**「何を重視するか」**を明確にして、自分にとって最適なゲーム体験を選びましょう。
それでも言えるのはただ一つ――
Switch 2は、新たなゲームの未来を提示するハードであることに変わりはないということです。
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