本日、Electronic Arts(EA)は「Apex Legends」の家宝のかけらを含むルートボックスのドロップ率を公式に発表しました。この発表は、韓国で新たに施行された法律により、ゲームパブリッシャーがルートボックスのドロップ率を明確に公開することが義務付けられたことがきっかけです。EAはこの法規制に対応し、全世界に向けて家宝のかけらの入手確率を共有しました。
家宝のかけらのドロップ率詳細とその背景
EAによれば、家宝のかけらは極めて希少なアイテムで、そのドロップ率は実際には「0.045%」と発表されました。以前から1%未満と説明されていたものの、具体的な数値が公表されたのは今回が初めてです。
さらに、EAは「500パックを開封しても家宝のかけらを入手できなかった場合、必ず次のパックで家宝のかけらを獲得できるよう保証している」とも説明しました。このシステムにより、すべてのプレイヤーがApexの旅を通じて必ず一度は特定のミシックアイテムを手に入れられるように工夫されています。
重複保護と個別アカウントの確率調整
Apexパックには重複保護が設定されており、プレイヤーがすでに所有しているアイテムは再びドロップしない仕組みになっています。このため、アカウントごとにドロップ率は変動し、すでにアンロックされたアイテムが増えることで特定のアイテムが入手しやすくなります。また、Apexパックに含まれるアイテムはクラフトメタルを用いることで製作することも可能であり、プレイヤーが自分のプレイスタイルに応じて入手方法を選択できる柔軟なシステムになっています。
韓国法の影響と他ゲームの対応
今回の韓国の新法施行により、EAは迅速に対応しましたが、同様の規制に対して異なるアプローチを取る企業も見られます。Take-Twoは「NBA 2K25」の韓国版からVCパックを削除する決定を下し、法律への適応方法が各社で分かれています。Apex Legendsのプレイヤーは、これまで1%未満と漠然と認識していたドロップ率が、実際には0.045%とさらに厳しい確率であることを知り、透明性が高まると同時に運営側の姿勢を再評価する必要性を感じています。
EAの今回の発表により、家宝のかけらのドロップ確率が具体的に示されたことで、ゲーム内アイテムの希少性と入手確率に対するプレイヤーの理解が深まると考えられます。また、法規制に対応することで、より多くのプレイヤーが公平で透明性のあるゲーム体験を期待できるでしょう。
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