Sony Interactive Entertainment (以下、SIE) が、新たな特許を公開しました。
公開された特許は、電子機器に取り付けられる光ディスクドライブに関するもので、新型PlayStation5(以下、PS5Slim)の着脱式ディスクドライブのものである可能性があります。
今回の特許がPS5Slimのものか不明ですが、新型PS5の開発は着実に進んでいると思われます。
今回は、この特許についてお伝えします。
特許内容
SIEが4月20日に公開した特許(US-20230118186-A1)の内容について見ていきましょう。
なお、特許内に「PlayStation」の記載がないため、現時点でこの特許が新型PS5のものであるかは不明確です。
ディスクドライブは様々な機器に接続可能
特許には「ゲーム機、パーソナルコンピュータ、AV機器などの電子機器に搭載可能な光ディスクドライブ…。」とあります。
このことから、PS5Slimの着脱式ディスクドライブは、ゲームだけでなくパソコンや他のAV機器に接続して使用できる可能性があり、汎用性の高いものと思われます。
他の機器にも使用できれば、さらにコスパが良くなると思います。
着脱が簡単にでき、他の機器への接続も楽にできると良いですね!
生産コストと価格を抑える
特許には「搬送ローラー位置操作機構、センタリング機構、チャッキングプーリ操作機構を実装しつつ、部品点数を削減できる光ディスクドライブを提供します。」とあります。
PS5Slimは小型軽量化と低コスト化されると噂されています。
まさに、この特許のディスクドライブはそれに見合った設計となっているのではないでしょうか。
PS5の通常版とデジタル・エディションは、2022年9月15日から5,500円の値上げとなっているため、PS5Slimでは値下げが期待できそうです。
振動を抑える
「本発明の目的は、ベースユニットの振動が外装ケースに伝わることを抑制することができる光ディスクドライブを提供することにある。」と特許にあります。
これは、光ディスクの重心が光ディスクの中心からわずかにずれているため、モーターで光ディスクを回転させるとベースユニットが振動し、その振動が光ディスク用の外装ケースに伝達されるという問題を解決するためのものです。
また、特許には「ベースユニットは第1のダンパーを介してインナーケースに固定され、インナーケースは第2のダンパーによってアウターケースに固定されています。」とあります。
PS5Slimの着脱式ディスクドライブが、外部ケーブルのようなものを介して本体に接続するものであった場合、振動による騒音を抑えることができ、本体に組み込むものであっても、本体への振動を抑えることができるということです。
外部ケーブルでの接続と本体への組み込みの両方に対応すれば、ユーザーの利便性が向上すると思うので、両方への対応に期待したいと思います。
まとめ
SIEが光ディスクドライブに関する特許を公開しました。
記載されている図面や内容から、公開された特許がPS5Slimの着脱式ディスクドライブについてのものである可能性があります。
特許によると、光ディスクドライブは「他の電子機器に接続可能」、「生産コストと価格抑制」、「振動抑制」が図られるようです。
PS5Slimは、小型軽量化と低コスト化が図られると噂されていることから、本体価格の値下げへの期待ができます。
さらに、ディスクドライブが他の機器にも利用できれば、よりコスパが良くなるのではないでしょうか。
近々開催される「PlayStation Showcase2023」では、新型PS5についての発表があると噂されています。
今後の情報に注目していきましょう!
予想されるPS5Slimの特徴や発売時期については『PS5 Slimの発売時期は9月ごろか?販売台数と特徴の予想』の記事をご覧ください。
また、SIEはゲームに関する特許を公開しています。それらの特許については以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
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