「Call of Duty」シリーズは、その圧倒的な人気と共に、年々ダウンロードサイズの肥大化が課題となっていました。特に「Warzone」や最新作のリリースに伴い、多くのプレイヤーが大容量のファイルに悩まされてきたのは事実です。
そんな中、Activisionはプレイヤーの負担を軽減し、より快適なゲーム体験を提供するための大胆な改革を発表しました。それが、「Call of Duty: Warzone」の独立と新たなストリーミング技術の導入です。この記事では、これらの変革がどのようにしてシリーズ全体を進化させるのか、詳しくご紹介します。
「Warzone」の独立でPCランチャーが軽量化
Activisionは、「Call of Duty」シリーズのダウンロードサイズが急激に増加している問題に対処するため、大胆な一歩を踏み出しました。「Call of Duty: Warzone」を従来の「Call of Duty」シリーズから公式に独立させることで、プレイヤーは「Warzone」専用のファイルのみを選んでダウンロードできるようになります。これにより、PC版「Call of Duty HQ」ランチャーの使い勝手が大幅に向上し、より軽量で効率的なゲーム体験が提供されます。
オンデマンド高品質ストリーミングの導入でストリーミングが進化
この大規模な変革は、プレイヤーの利便性を最大限に考慮し、慎重かつ段階的に展開されます。Activisionは、ゲームのダウンロードサイズを劇的に削減するために、ストリーミング技術を強化し、ストリーミング可能なコンテンツの範囲を拡大する予定です。これにより、プレイヤーはゲームをプレイする際に、必要なデータのみをダウンロードし、帯域幅の使用量を最適化できるようになります。
この新しいストリーミング技術の一環として、従来の「オンデマンドテクスチャストリーミング」オプションが「オンデマンド高品質ストリーミング」に進化します。プレイヤーは、より高い画質を求めるか、帯域幅を節約するかの2つから選択できるようになり、個々のニーズに応じた柔軟なゲーム体験が可能となります。
プレイヤーへの影響と一時的な負担
今回の大規模な刷新は、プレイヤーにとっての利便性向上を目指すものですが、その一方で、一時的に大きなファイルのダウンロードが必要となる場合もあります。特にPlayStation 5ユーザーは、Season 5 Reloadedでシステムレベルのアップデートに加え、「Modern Warfare 3」と「Warzone」を起動する際に3つの追加アップデートが必要になるため、短期間での負担が大きくなることが予想されます。ただし、これらの変更は今後のゲーム体験を向上させるためのものであり、新規プレイヤーには影響は少ないとされています。
今後のスケジュールと新たな特典
Activisionはこの変革を成功させるため、以下のスケジュールを発表しました。
- 8月21日:Season 5 Reloadedアップデートによるゲームコンテンツの再編成
- 8月30日:Black Ops 6のオープンベータ開始
- 10月中旬:新ユーザーインターフェースの導入
- 10月25日:Black Ops 6の発売
また、Season 5 Reloadedアップデート後にログインしたプレイヤー全員に、バトルパスのティアスキップとダブルXPトークンが進呈される予定です。「Black Ops 6」は発売初日からGame Passに対応しており、プレイヤーはすぐに新たな戦場へと飛び込むことができます。
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