ソニーの人気ゲーム機「PlayStation 5」に、新たなハードウェア改良モデルCFI-2100がヨーロッパで発売されました。今回のモデルは、これまでの1TB SSDから825GB SSDに縮小という意外な仕様変更がある一方で、冷却システムをはじめとした重要な内部改良が行われています。
人気YouTuberの オースティン・エヴァンス氏 が、自身のチャンネルで新型PlayStation 5の分解動画を公開しまし、これらの前モデルからの変更点を強調しています。
外観の変化
本体デザイン自体は現行の「PS5 Slim」と同一ですが、光沢仕上げがなくなりマットな質感になり、初期モデルに近いマットな質感に変更されています。
わずかな違いですが、落ち着いた印象を好むユーザーには嬉しい変更点といえるでしょう。
内部構造の改善

今回の注目ポイントは、本体内部に施された改良です。
- NANDモジュールが2基から3基に増加
- 液体金属冷却にリッジ(溝)を追加
特に冷却構造の改良は見逃せません。従来モデルでは、縦置きにした場合に液体金属が垂れてAPUに乾燥スポットができ、故障の原因になるケースが報告されていました。新たに追加されたリッジによって液体金属の流れが安定し、このリスクを大きく減らすことが期待されます。
実際、発売当初からPS5を縦置きで使い続けて問題がなかったユーザーもいますが、多くの修理事例があったのも事実。今回の改良は「長く安心して使えるPS5」を求めるユーザーにとって、大きなメリットといえるでしょう。
そのほかの特徴と今後の展開

さらに、CFI-2100は 本体の軽量化 や 電力効率の改善 も図られています。より静かで省エネなゲーム体験が期待できる点も、見逃せない進化です。分解レビューを行ったYouTuberのオースティン・エヴァンス氏によれば、細部の設計にも従来機からの改良が見られるとのことです。
この新モデルの 日本発売時期はまだ不明 ですが、「PlayStation 5 Pro」の次期モデルも控えていると噂されています。大幅な変化はないとされつつも、さらなる改良に期待が集まります。
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