Unreal Engine 5.5の新機「MegaLights」とロイヤリティの引き下げを発表!

【PR】この記事には広告を含む場合があります。
ニュース

Epic Gamesが開催するUnreal Fest Seattle 2024(以下、Unreal Fest)がついに開幕し、ゲーム開発者やクリエイターたちの注目を集めました。本イベントでは、Unreal EngineやFortnite用Unreal Editor(UEFN)を利用する幅広い開発者向けに、最新技術や新機能の数々が披露されました。
特に話題となったのは、Unreal Engine 5.5の新機能と、Epic Games Storeでのタイトル公開に伴うロイヤリティ削減に関する発表です。ゲーム業界における新たな一歩を示すこのイベントの詳細を見ていきましょう。

スポンサーリンク

Unreal Engineのロイヤリティ削減が発表

Epic Games Storeでのタイトル公開に伴うUnreal Engineのロイヤリティに関する大きな変更が発表されました。これまでUnreal Engineの標準EULA(エンドユーザーライセンス契約)に基づき、ゲーム開発者は全世界の総収益の5%をEpicに支払う義務がありましたが、今後はEpic Games Storeで他のプラットフォームと同時、または先行してゲームをリリースすることで、そのロイヤリティが5%から3.5%に引き下げられることになります。

さらに、2025年1月1日以降は、Epic Games Store以外でリリースされるUnreal Engineゲームについても、収益が100万ドルを超える場合、ロイヤリティが5%から3.5%に削減される予定です。Epic Games Storeで公開されるゲームに関しては、引き続きロイヤリティは完全に免除されます。

Unreal Engine 5.5の新機能「MegaLights」とレンダリング強化

Unreal Festでは、「Unreal Engine 5.5 Preview 1」 が公開され、特に「MegaLights」と呼ばれる新機能が注目されました。MegaLightsは、移動可能でダイナミックなエリアシャドウを生成し、ボリュメトリックフォグをリアルに照らすことができる技術です。PlayStation 5でのライブデモでは、1,000以上のシャドウキャスティングライトを使用したシーンが披露され、そのリアルな光と影の描写が観客を魅了しました。

さらに、Nanite技術の強化により、スケルタルメッシュのレンダリング速度が大幅に向上し、パストレーサーはプロダクション可能となり、実用段階に入りました。

Fab Publishing Portalでアセットの購入・販売が簡単に

Unreal Engine Marketplace、Sketchfab Store、ArtStation Marketplace、Quixel.comが統合され、新たに「Fab Publishing Portal」として発表されました。これにより、開発者は一元的にアセットを購入・販売できるプラットフォームが提供され、より効率的な開発が可能になります。このポータルは2023年9月17日に一部公開され、10月中旬に完全稼働する予定です。

Unreal Festでは、Epic Gamesの新技術やサポート体制が紹介され、Unreal Engineを活用したゲーム開発の未来がさらに広がることが強調されました。


コメント

タイトルとURLをコピーしました