待望の『Grand Theft Auto VI』が2024年後半に発売される予定ですが、その性能面に関して一部の懸念が浮上しています。特に、PlayStation 5 Proの強化されたハードウェアでも、60フレームレート（FPS）での動作が難しい可能性が指摘されています。圧倒的パフォーマンスと最新技術を搭載するPS5 Proですが、なぜその限界があるのか、そしてどのようなビジュアル改善が期待できるのか見ていきましょう。
PS5 Proの性能向上と期待
PlayStation 5 Proは、ベースモデルのPS5に比べてグラフィック処理能力が大幅に強化され、多くのゲームでビジュアルやパフォーマンスの向上が期待されています。しかし、期待が高まる中で、待望の『Grand Theft Auto VI』（以下、GTA6）に関しては60FPSでの動作が難しいかもしれないという声が上がっています。これは、単なるハードウェアの向上だけではカバーしきれない理由があるからです。
PS5 ProのCPU問題：GTA VIは30FPSが限界？
IGNとのインタビューで、テクノロジー専門メディアDigital Foundryのリチャード・レッドベター氏が指摘したように、PS5 ProはPS5通常モデルと同じCPUを採用していることが問題の一因となっています。特に、Rockstar Gamesが通常のPS5で30FPSを目標にしている場合、Proでも同じフレームレートにとどまる可能性があります。
GTAシリーズは、広大なオープンワールドと複雑なシミュレーション要素で知られており、これがCPUに大きな負荷をかける要因です。過去のシリーズ作品も、最初は30FPS以下での動作が一般的でした。PS5 Proでもこの傾向は続くかもしれません。
しかし、これはPS5 ProがGTA6においてビジュアル面で優れないという意味ではありません。レッドベター氏は、PS5 Proはベースモデルに比べてGPUが大幅に強化されているため、より高精細なグラフィックを実現し、パフォーマンスの安定性が向上するだろうと述べています。
また、PS5 ProのCPUはベースモデルと同じながら、クロック速度が約10%向上しており、これにより多少の性能向上が期待できるとされています。
リリース日や今後の展望
現在のところ、Rockstar GamesはGTA6に関する詳細な情報をほとんど公開していません。唯一公開されているのは短いトレーラーのみで、ベースモデルのPS5やXbox Series X|Sで30FPSを目標としているかどうかも不明です。しかし、ゲームの規模と複雑さを考慮すると、2026年までリリースが延期される可能性があり、今後の情報発表にも影響を与えるかもしれません。
GTA6は、現在の予定では来年後半にPlayStation 5、Xbox Series X、およびXbox Series S向けに発売される予定です。プレイヤーたちは、PS5 Proでどのようなパフォーマンスを楽しめるのか、今後の発表に注目しています。
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