DualSense Edgeの機能とデメリット 買う?買わない?

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レビュー

ついに、SonyからPS5の背面ボタン付きコントローラー、『DualSense Edge』が2023年1月26日に世界同時発売されることが発表されましたね。

私は、公式からDualSense用背面ボタンが発売されるのを、今か今かと待ちわびていました。
そしてついに!!Sonyから背面ボタン付きコントローラー『DualSense Edge』の発売予定日と詳細が公表されました。

今回は、発表された内容のまとめと、DualSense Edgeは買いなのか?私なりの考えをお伝えしたいと思います。

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DualSense Edgeは何がすごい?

SONYはDualSense Edgeについて、「DualSense Edge ワイヤレスコントローラーは、ハイパフォーマンスとカスタマイズが実現できるように設計されています。自分好みにカスタマイズすることで、新たなゲームプレイ体験を創りだせます。」と表現しています。
現在販売中のDualSenseも、アダプティブトリガーとハプティックフィードバック機能によりゲーム内の状況に応じてトリガーを押し込んだ時の抵抗力が変化し、よりリアルなゲーム体験ができますが、DualSense Edgeはさらなるパフォーマンス向上とカスタマイズが実現できるようになるということです。

楽しみですね~😄

ということで、どのような機能が追加されるのか、具体的に見ていきましょう。

スティックキャップの取り替えができる

スティックキャップの交換画像

コントローラーに装着されているスティックキャップの他に、追加スティックが2種類付属しています。付属のスティックキャップは凸型の高いもの(ハイドームキャップ)と低いもの(ロードームキャップ)で、自分の手の大きさや、ゲームによって使い分けることができます。左右で高さの違うスティックキャップを装着することもできます。
ハイドームは倒し込む距離が長くなるため、細かいコントロールが可能になり、繊細な操作ができ、ロードームは倒し込む距離が短くなる分、素早い操作感ができます。
自分に合ったスティックの高さに調節できるのは、とても良いですね。

スティックモジュールが交換できる

スティックモジュールの交換画像

スティックモジュールが故障した際は、モジュールごと自身で交換できるようになっています。
コントローラーの不具合で多いのが、「ドリフト現象」です。これは、スティックを操作していないのに勝手に操作入力されてしまう現象です。アナログスティックは細かなホコリなどの影響で、頻繁に誤作動を起こしてい、Nintendo SwitchのJoy-Conでは、このドリフト現象が頻発するため、海外では集団訴訟を提起されているほどです。DualSenseではJoy-Conほどではないにせよ、使用頻度や使用方法によってはドリフト現象が発生してしまうかもしれません。
DualSense Edgeでは、不具合の起きたモジュールを自身で交換できるため、いざドリフト現象が起きても心配ありませんね。
なお、交換用モジュールは1個2,680円[税込]で別売りされます。

背面ボタンが交換可能

交換可能な背面ボタン

DualSense Edgeのメイン機能と言ってもいいのが背面ボタンです。私は、公式が出す背面ボタンを待ちわびていました。
今回、SONYが発表した背面ボタンの機能に、背面ボタン自体を交換する機能があります。これにはビックリさせられました。
付属する背面ボタンは、レバー型とハーフドーム型の2種類あります。自分の手の大きさや押し心地などで、好みの背面ボタンを選べるのは大変素晴らしいですね。
ちなみにハーフドーム型は、指を背面ボタンに乗せなければ、通常のDualSenseと同じように使用でき、背面ボタンのご操作を防げるそうです。

背面ボタンに任意のボタンを割り振り可能

背面ボタンに任意のボタンを割り振り可能

背面ボタンには、任意のボタンを割り当てることが可能です。ゲームによって、背面ボタンに割り当てたいボタンが変わってくるので、この機能は便利です。

トリガーストップの調整可能

調整可能なトリガーストップ
トリガーのデッドゾーン調整画面

これまでのDualSenseでは、アダプティブトリガーとハプティックフィードバックによるリアルなゲーム体験の表現ため、L2、R2トリガーの押し込み幅は一定でしたが、DualSense Edgeでは3種類のトリガー押し込み幅を調節可能になります。
アダプティブトリガーとハプティックフィードバックによるリアルなゲーム体験は、PS5の映像美と120FPSのなめらかな映像出力と合わせて、ゲームの世界に没入させてくれますが、FPSやTPSなどの競技性の高いゲームでは、素早いトリガー入力が勝敗を分けます。残念ながらこれまでのDualSenseでは、L2、R2トリガーの押し込み幅が深いため、素早いトリガー入力ができませんでした。
しかし、DualSense Edgeでは、L2、R2トリガーの押し込み幅を3段階で調整できるため、レースゲームでは深く、FPSゲームでは浅くと、ゲームによって変更できます。

これだけで終わらず、DualSense Edgeではトリガーのデッドゾーンの範囲もソフトウェア上で変更することが可能なため、更に細かい調整が可能になっています。

自分に合ったトリガーの操作感に調整して、ゲームの成績を上げたいですね。

スティック感度とデッドゾーンを調整可能

スティック感度とデッドゾーン
スティックのデッドゾーン調整画面

L3、R3スティックも感度とデッドゾーンの調整が可能となっています。
スティック感度調整は、「標準」、「クイック」、「高精度」、「安定」、「デジタル」、「ダイナミック」の6種類の反応曲線で調整できます。反応曲線もソフトウェア上で更に細かく調整できます。

デッドゾーンの調整も0%から30%まで調整ができます。デッドゾーンはスティックを倒し始めてから反応開始するまでを調整することができます。

スティック操作は、エイム精度などに直結するので、ここまで細かく調整できるのは、大変ありがたいですね。

アダプティブトリガーとハプティックフィードバックによる没入感

アダプティブトリガーとハプティックフィードバックによる没入感

これまでのDualSenseと同様、ダプティブトリガーとハプティックフィードバック機能による、ゲームへの没入感も体感できます

USB編み込みケーブルと固定可能なコネクターカバー

USB編み込みケーブルと固定可能なコネクターカバー

競技勢のゲーマーはコントローラーの反応速度を少しでも上げるため、基本的に有線接続でプレイします。
DualSense Edgeでは、USB編み込みケーブルと固定可能なコネクターカバーにより、有線接続でもコネクターの外れる心配がなく、コントローラーの取り回しが良くなります

競技勢のことをよく考えたコントローラーですね。

ファンクションボタンでコントロールプロファイルを手軽に切り替え可能

ファンクションボタンとアクションボタン(○✕△□)で、ゲーム中でも手軽にプロファイルを切り替え可能

L、Rスティックモジュールに付属するファンクションボタンとアクションボタン(○✕△□)で、ゲーム中でも手軽にプロファイルを切り替えることができます
保存できるプロファイル数は、コントローラーで4個、PS5本体で30個まで登録できます。

設定できるプロファイルは、「ボタン割り当て」「スティックの感度とデッドゾーン」「トリガーのデッドゾーン」「振動の強さ」「トリガーエフェクトの強さ」の5種類あります。

1つの携帯用ケースで収納・充電・ゲームプレイまで

携帯用ケース

付属の携帯用ケースはDualSense Edge ワイヤレスコントローラーとその付属品をまとめて収納することができます。
また、コントローラーをケースに収納したままUSB接続で充電することができる
ので、いつでも好きな時に次のプレイの準備ができます。

DualSense充電スタンドも使用可能

充電スタンドも使用可能

DualSense充電スタンドに対応しているため、充電スタンドに乗せるだけで充電できます。充電スタンドには、DualSense ワイヤレスコントローラーを2台まで乗せることができます。この充電スタンドでは、PS5と接続した場合と同等の早さでコントローラーを充電できるので、PS5本体のUSBポートをさらに活用できます。

DualSense Edgeのデメリット

DualSense Edgeで新たに導入される機能は、上記で紹介したとおり11種類もあり、自分のプレイ環境に合わせて細かく設定できる機能は、FPSやTPSゲームで快適な操作環境を整えるのに最適なコントローラーだと言えます。まさに、プロゲーマーや競技勢のために作られたコントローラーと言えるでしょう。

では、一般のゲーマー(エンジョイ勢)が使用するにはどうなのでしょうか?もちろん、多くの機能が搭載されたDualSense Edgeは、一般のゲーマーにも快適なゲーム環境を提供してくれるでしょうが、いくつか欠点も見えてきましたので、ここで私がデメリットだと思う点をあげたいと思います。

非常に高額

DualSense Edgeを導入する上で、一番の欠点が高額であるということです。
DualSense Edgeは、希望小売価格29,980円[税込]となかなかの高額です。現在販売されているDualSenseは色によって違いますが、希望小売価格7,678円[税込]となっており、DualSense Edgeは4倍近くも高額です。ここまで高額だと、新しいゲーム機も購入できる程です。
果たして、ここまでの金額をかけるだけのメリットがDualSense Edgeにあるかどうかです。
これに関しては、上記で紹介した機能が必要で、フル活用する人にとっては、そこまで高額だと思わないでしょうが、そこまで活用しない人にとっては購入を躊躇する金額です。

背面ボタンが2つ

DualSense Edgeは背面ボタンが2つ装着できますが、現在販売されているカスタムコントローラーには、背面ボタンが4つの物があります。
私も、eXtremeRate RISE4.0という改造キットを使用して、DualSenseに4ボタン式背面ボタンを導入し、フル活用しています。4ボタン式背面ボタンを使用している人にとっては、DualSense Edgeの背面ボタンが2ボタンだということは、結構なデメリットになります。
私も、この点がかなりネックだと考えています。

なお、私が使用しているeXtremeRate RISE4.0は安価にDualSenseを背面ボタン化できるキットになっています。非常におすすめな商品ですので、ぜひ興味のある方は下記の記事をご覧ください。eXtremeRate RISE2.0という背面ボタンが2つのキットも出ていますので、合わせてご覧ください。

重量がある

重量に関しては未発表となっていますが、DualShock 4は215g、DualSenseは282gです。Voidカスタムコントローラーの重量は実測値で約210g、SCUFカスタムコントローラーは約235gと、DualSenseより50gから70g軽く作られています。これは、振動モジュールを排除しているため軽くできています。(振動機能はありません。)
DualSense Edgeはボタンと機能が追加されるため、さらに重くなりそうです。
軽量ということは、手首への負担も少なく効率のよいプレイ操作も可能なため、プロゲーマーの方は振動機能を排除したカスタムコントローラーを使用している方が多いです。
人によっては、この重量がデメリットになるでしょう。

バッテリー駆動時間が短い

下記の記事にもあるとおり、DualSense EdgeはオリジナルのDualSenseよりも更にバッテリー駆動時間が短くなっている事が判明したそうです。

DualSense Edgeは、オリジナルのDualSenseよりも更にバッテリー駆動時間が短くなっている事が判明 | TEXAL
Sonyは8月に、コアゲーマー待望のプロ仕様のコントローラー「DualSense Edge」コントローラーを発表した。DualSense

SONYも「同じフォームファクターと人間工学に基づいた設計により多くの機能を組み込んでいるため、元の DualSenseワイヤレスコントローラーよりもバッテリー寿命はやや短い」と説明しています。
これに関しては、ケーブルを装着してプレイすれば問題はありませんが、ファームウェア更新やバッテリー容量が大きいDualSense Edgeが出ることを期待するしかありませんね。

DualSense Edgeは買いなのか?

DualSense Edgeの機能や情報、デメリットなどを紹介してきましたが、『結局、DualSense Edgeは買いなのか?』ということですが…ここからは、私個人の意見になります。

まず、私はDualSense Edgeの購入を『とりあえず見送る』ことにしました。

理由
  • 高額
  • 機能とデメリットを考えると中途半端

その理由は、上記の2点になります。この2点が、私にとって大きなネックとなっています。

上記でも記載しましたが、DualSense Edgeは私にとってはかはり高額です。これは、DualSense Edgeの機能と金額が、不釣り合いだと考えたからです。

現在、私が使用しているDualSenseはeXtremeRate RISE4.0による背面4ボタン化だけでなく、eXtremeRate トリガークリックキットにより、トリガーボタンのクリッキー化もできています。eXtremeRateの改造キットを用いれば、DualSense Edgeの背面ボタンとトリガーストップ機能を安価に導入できるのです。
eXtremeRate トリガークリックキットについては下記の記事をご覧ください。

DualSense Edgeの感度設定やファンクションボタンによる素早いプロファイル切り替え機能等、その他の機能を考えると、人によっては高額とは言えないのかもしれませんが、私がDualSense Edgeに求めるメインの機能が背面ボタンとトリガーストップなので、操作感も良好なeXtremeRateで十分ですから、やはり高額だと感じてしまいます。

背面ボタンが2つボタンというところも、かなりのマイナス点になってしまいます。
例えば、フォートナイトでは建築や射撃、ダッシュやよじ登りなどを操作するのに、コントローラーに割り当てなくてはならないキー配置が多く、純正コントローラーだとボタンが足らない問題が出てきます。背面4ボタンで慣れてしまったため、DualSense Edgeでボタンが2つ減ってしまうのは、私にとっては厳しいです。

DualSense Edgeの機能として、細かい感度設定やファンクションボタンによる素早いプロファイル切り替え機能など、ゲームによって細かい設定を切り替えられるのは、非常に便利だと思います。
しかし、私が現在プレイしているゲームがフォートナイトがほとんどなので、頻繁にこの設定切り替え機能を使うかどうかというのがあります。
一つのコントローラーで、ゲームによって操作感を細かく変更できるのはとても魅力的ですが、現時点での私の環境では、そこまで魅力的ではないと思っています。

最後に

ここまでで、私がDualSense Edgeの購入を『とりあえず見送る』ことにした理由を説明しましたが、正直言うと、DualSense Edgeを導入することで、現在使用するDualSenseよりも操作性が格段に上がり、プレイ環境がさらに良くなるのではないか?…という気持ちもあります。
そのため、私はDualSense Edge発売後、購入した方のレビュー等を見てから、最終的には判断したいと思っています。(←レビュワーとしてどうなの? だって高額なんだもの…。)

今回の記事は、あくまで私のゲーム環境に応じた私個人の考えですので、皆さんのゲーム環境によっては、DualSense Edgeは最強のコントローラーかもしれません。悩んでいる方は、この記事を参考にしていただき、DualSense Edgeの購入を検討してみてください。

購入された方は、ぜひコメントで感想を教えてください。

最後にDualSense Edgeに対する期待度は…

3.5

とりあえず、様子見です。



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