先日開催された「Xbox Games Showcase」において、Xbox Series X|Sの新モデル3種が年末に発売されると発表されました。これで、Xbox Series X|Sは各3種類、計6種類ラインナップされることになります。
Xboxの購入を考えている人の中には、価格や性能、デザインの違いからどれを選んだら良いかわからない人もいるかと思います。
そこで、この記事では各モデルの違いを比較しながら、自分に合ったXbox Series X|Sの選び方をお伝えしたいと思います。
なお、新モデルのXbox Series X|Sの発表内容については、以下の記事をご覧ください。
Xbox新モデルの発売日が以下のとおり決定しました。8月21日より予約が開始されています。
- Xbox Series X デジタルエディション(ロボットホワイト)は、2024年10月15日発売(推定小売価格59,978円[税込])
- Xbox Series S – 1TB ロボットホワイトは、2024年10月15日発売(推定小売価格49,978円[税込])
- Xbox Series X スペシャルエディション – 2TB ギャラクシーブラックは未定
Xbox新モデルは3種類
追加される3つの新モデルを見ていきましょう。
Xbox Series S – 1TB ロボットホワイト
Xbox Series Sに1TBのホワイトカラーが登場します。
価格は、349.99ドル/349.99ユーロで販売されます。
Xbox Series X デジタルエディション
Xbox Series Xにディスクドライブ非搭載モデルが登場します。
現行モデルと同じく1TB SSDを搭載し、色はホワイトカラーになります。
価格は価格は449.99ドル/499.99ユーロです。
Xbox Series X スペシャルエディション – 2TB ギャラクシーブラック
Xbox Series Xに2TBのストレージを搭載したスペシャルエディションが登場します。
本体カラーは宇宙をイメージしたギャラクシーブラックを採用、同じくギャラクシーブラックカラーのコントローラーとベロシティーグリーンのバックケースが同梱されます。
こちらのモデルは、一部の市場で数量限定販売になり、価格は599.99ドル/649.99ユーロで販売されます。
Xboxの各種モデルを比較
Xbox Series X | Xbox Series X デジタルエディション | Xbox Series X スペシャルエディション | Xbox Series S | ||
---|---|---|---|---|---|
ストレージ | 1TB SSD | 2TB SSD | 512GB SSD | 1TB SSD | |
カラー | カーボンブラック | ロボットホワイト | ギャラクシーブラック | ロボットホワイト | カーボンブラック/ロボットホワイト |
CPU | 8X コア @ 3.8 GHz (3.66 GHz w/SMT) カスタム Zen 2 CPU | 8X コア @ 3.6 GHz (3.4 GHz w/SMT) カスタム Zen 2 CPU | |||
GPU | 12 TFLOPS 52 CUs @1.825 Ghz カスタム RDNA 2 GPU | 4 TFLOPS 20 CU @ 1.565 GHz カスタム RDNA 2 GPU | |||
光学ドライブ | あり | なし | あり | なし | |
推定小売価格 | 499ドル | 449.99ドル | 599.99ドル | 299ドル | 349.99ドル |
発売日 | 2020年11月10日 | 2024年後半予定 | 2024年後半予定 | 2020年11月10日 | 2023 年9月1日/ロボットホワイトは2024年後半予定 |
新たに登場するモデルの基本性能は現行モデルとほとんど変わらず、違いは、カラー、ストレージ容量、ディスクドライブの有無になるようです。
ストレージ容量が1TBのXbox Series Sが欲しい人は、カーボンブラックかロボットホワイトの好きなカラーを選び、Xbox Series Xが欲しい人はディスクドライブの有無で選ぶことになります。
なお、ストレージ容量が2TBのXbox Series X スペシャルエディションは一部市場での限定販売になります。スペシャルエディションが欲しい人は常にアンテナを張っておきましょう。
あなたにおすすめのXboxはどれ?
2024年後半には、Xboxのラインナップが6種類に増えます。どのモデルが自分に合っているのか迷うかもしれません。それぞれのモデルのメリット・デメリットを見ながら、あなたに合ったモデルを選ぶお手伝いをしましょう。
ダウンロード版ゲームを高性能で楽しみたい人は-Xbox Series X デジタルエディション-
- 4K出力対応
- 爽やかなロボットホワイト
- 価格を抑えながらXbox Series Xの高機能を搭載
- 光学ドライブがない
- Xbox Series Xと比べて価格差がそれほど大きくない
できるだけ本体価格を抑えながらXbox Series Xの高機能を堪能したい人には、Xbox Series X デジタルエディションがオススメです。
また、ホワイトカラーのXbox Series Xが欲しい人にもオススメです。
ディスクドライブがないので、ダウンロード版のゲームを購入する必要がありますが、Xbox Game Passではたくさんのゲームタイトルを利用できるので、ゲーマーはダウンロードするタイトルに困ることはありません。
Xbox Series Xよりも大幅に安いわけではないので、ダウンロード版のゲームしかプレイせず、DVDなどを視聴しない人以外にはメリットを感じられないかもしれません。
コストを抑えたい人は-Xbox Series S-
- 価格が安い
- コンパクト
- 静音性が高い
- 光学ドライブがない
- 4K出力非対応
とにかく購入価格を抑えたい人はXbox Series S一択です。
512GBのストレージ容量であれば、Xbox Series Xより約40%安く購入することができますし、本体サイズもXbox Series Xの約40%のサイズのため設置場所を選びません。
処理速度はXbox Series Xより劣りますが、最大120FPSのゲームプレイを可能にし、1440pの解像度で画像表示してくれるので、滑らかでキレイな画質でゲームを楽しむことができます。
また、ファンレス設計なので、動作音が静かです。
ディスクドライブが搭載されていないので、ダウンロード版のゲームを購入する必要があります。ストレージ容量が512GBだと、すぐに容量がいっぱいになってしまうため、1TBのストレージ容量の方がオススメです。今年後半には、1TBのXbox Series S ロボットホワイトが登場するので、白色のXbox Series Sが欲しい人は今しばらく待ちましょう。
妥協したくない人は-Xbox Series X-
- 4K出力対応
- 光学ドライブ搭載
- 意外とコンパクト
- 高額
妥協したくない人は、光学ドライブ搭載かつ高性能のXbox Series Xが断然オススメです。光学ドライブが搭載されているので、ゲームだけでなくDVDやBlu-rayを視聴することができます。
1TBのストレージ容量を備えているので、ダウンロード版のゲームもプレイできます。
4K解像度の映像出力に対応しているので、4K対応のテレビやモニターを持っている人は、よりキレイな映像を楽しむことができます。
Xbox Series Xはタワー型のデザインで、光学ドライブを搭載していても意外と小さく、PlayStation 5より約35%小さくなっています。
高容量の限定版が欲しい人は-Xbox Series X スペシャルエディション-
- 2TBのストレージ容量搭載
- 限定カラーの本体にコントローラーとバックケースが同梱
- 数量限定販売のため、自慢できる
- 最も高額
たくさんのダウンロード版ゲームを高性能で楽しみたい人は、Xbox Series X スペシャルエディションがオススメです。
2TBのストレージを搭載しているので、多くのゲームをダウンロードしても容量が足りなくなることは少ないでしょう。もちろん、光学ドライブを搭載しているので、ゲームだけでなくDVDやBlu-rayも楽しむことができます。
デザインは宇宙をイメージしたようなギャラクシーブラックを採用、ギャラクシーブラックのコントローラーとベロシティーグリーンのバックケースが同梱されます。
Xbox Series X スペシャルエディションは一部の市場で数量限定で販売されます。
おすすめは-Xbox Series X-
各モデルの特徴と自分に合ったモデルの選び方をお伝えしましたが、まだ迷っている人はXbox Series Xを購入することをオススメします。その理由を以下にまとめました。
- ゲームディスクは、中古での購入や売却、貸し借りができる
- ディスク版ゲームだけでなくダウンロード版ゲームも高性能で楽しめる
- Xbox Series X デジタルエディションとの価格差が小さく、大きさも変わらない
以前から、プロジェクト「Brooklin」と呼ばれる円柱状のディスクレスXboxの開発が噂されており、より小さいモデルの登場が期待されていました。(Xbox Series X Refresh プロジェクト「Brooklin」を参照)
しかし、先日発表されたXbox Series X デジタルエディションのデザインは、通常のXbox Series Xと同じくらいの大きさで、価格も50ドルしか違いません。このため、デジタルエディションの利点があまり感じられません。
Xbox Series Xにはディスクドライブが搭載されているため、中古ゲームを買ったり、クリアしたゲームを売ったり、友達とゲームを貸し借りすることができます。本体の価格が高くても、こうした使い方をすれば、むしろお得になることもあります。
ダウンロード版ゲームはディスクがないので、収納スペースを節約できたり、ディスクを入れ替える手間がないなどのメリットもありますが、Xbox Series Xでもダウンロード版ゲームをプレイできるので、自分の好みに合わせてディスク版とダウンロード版の両方のメリットを活かすことができます。
これらの理由から、迷っている人は高額でもXbox Series Xを購入することをオススメします。
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