「PlayStation showcase2023」が2023年5月25日に開催されました。
イベントで発表された内容は、「スパイダーマン2」などの以前から注目されていたゲームソフトだけでなく、「メタルギアソリッドΔ」などのサプライズ情報もあり、心踊った人もいるのではないでしょうか。
なかでも、リモート携帯ゲーム機『Project Q』の発表に驚いた方は多いはずです。
以前、『PS5の周辺機器?新型プレイステーション携帯ゲーム機「Q Lite」が開発中!?』の記事でも紹介したとおり、『Project Q』は、これまでの携帯ゲーム機とはちょっと変わった仕様となっていることが判明しています。
今回は、『Project Q』について、発表された内容とメリット・デメリット、そして「買う?」「買わない?」について、私個人の考えをお伝えしていきます。
ぜひ、参考にしてください。
『Project Q』の発表内容
『Project Q』について、発表された内容は以下のとおりです。
ディスプレイ | 8インチ(HD) |
解像度 | 1080p |
プレームレート | 60fps |
コントローラー機能 | DualSenseと同機能搭載 |
プレイスタイル | PS5連携によるリモートプレイ |
必要とされる通信速度 | 最低5Mbps、推奨15Mbps以上 |
必要環境 | PS5本体とPlayStation Networkアカウント |
動画を見ていただければわかるとおり、DualSenseを真っ二つに割って、中央にディスプレイをくっつけたデザインとなっています。
ディスプレイは、最大1080pの解像度と60fpsのフレームレートに対応した液晶8インチディスプレイが搭載されます。
ディスプレイはタッチ式になる可能性があります。
コントローラー性能はDualSense同様、アダプティブトリガーとハプティックフィードバックが使えます。
特徴的なのが、ゲームソフトがインストールされたPS5本体とWi-Fi環境が必要なところです。
『Project Q』に直接ゲームをインストールすることはできず、PS5本体にインストールされたゲームをワイヤレスでプレイします。
必要とされる通信速度は最低5Mbpsで、15Mbps以上の速度が推奨されています。
以下は、まだ判明していない情報です。
- 商品名
- サイズ
- 重量
- バッテリー容量
- 価格
- 発売日(2023年内予定)
メリット・デメリット
![](https://nozo3-kao6.tokyo/wp-content/uploads/2023/05/%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88-6457ac14590e1-800x498.jpg)
判明した情報から考えられる、メリットとデメリットについてお伝えします。
メリット | デメリット |
---|---|
どこでも寝転んでプレイできる | PS5本体とWi-Fi環境が必要 |
DualSenseの機能が使える | ディスプレイとコントローラーが離脱できない |
コントローラーの握りやすさがDualSenseとほぼ同じ | 背面ボタンが使用できない |
スマホなどに接続する手間がない | スマホやタブレット、PCでリモートプレイが可能 |
ディスプレイが8インチでNintendo Switchより大きい | バッテリー持ちが不安(不確定) |
メリット
どこでも寝転んでプレイできる
![](https://nozo3-kao6.tokyo/wp-content/uploads/2023/05/%E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%B6%E3%82%A4%E3%83%B3-6475ab64c1ea6-800x500.jpg)
『Project Q』の大きなメリットは、通信環境があれば、どこでも寝転んでプレイできるところです。
RPGなどのレベル上げでは、わざわざテレビの前に座ってプレイするほどではないので、好きな場所でリラックスしてできるのは、大きな利点でしょう。
また、テレビをほかの人が使っていても、ゲームをすることができます。
DualSenseの機能が使える
『Project Q』では、アダプティブトリガーとハプティックフィードバックを含めた、DualSenseのすべての機能が利用できます。
リモート携帯ゲーム機でも、臨場感あるゲームを体感できるのが良いですね。
コントローラーの握りやすさがDualSenseとほぼ同じ
![](https://nozo3-kao6.tokyo/wp-content/uploads/2023/05/DualSense-800x723.jpg)
コントローラー部分のデザインがDualSenseとほぼ同じなので、操作に違和感を感じにくいでしょう。
また、これまでの携帯ゲーム機は、コントローラー部分が小さく、角張っているものが多いため、長時間のゲームプレイに向きませんでした。
『Project Q』は、その点も有利になると思います。
スマホなどに接続する手間がない
![](https://nozo3-kao6.tokyo/wp-content/uploads/2023/05/%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E6%8E%A5%E7%B6%9A.png)
すでに、スマホやタブレット、PCでリモートプレイをすることができます。
しかし、DUALSHOCKやDualSenseコントローラーとスマホなどを接続する必要がありますし、接続するとすぐにスマホを使うことができません。
また、スマホとコントローラーの2つを充電する必要があります。
『Project Q』では、この煩わしさがありません。
ディスプレイが8インチでNintendo Switchより大きい
![](https://nozo3-kao6.tokyo/wp-content/uploads/2023/05/ProjectQ%E3%81%A8Switch-800x420.jpg)
『Project Q』のディスプレイは8インチで、Nintendo Switch有機ELモデルの7インチよりも大きくなっています。
画面が大きければ、携帯ゲーム機でも臨場感を味わうことができますね。
なお、ディスプレイは液晶で有機ELではないため、価格は少し抑えられるでしょう。
また、タッチディスプレイになると思われます。
デメリット
PS5本体とWi-Fi環境が必要
![](https://nozo3-kao6.tokyo/wp-content/uploads/2023/05/PS5-Wi-Fi-800x420.jpg)
『ProjectQ』の一番のデメリットは、PS5本体とWi-Fi環境が必要なところです。
これまでの携帯ゲーム機とは違って、ゲームソフトをインストールや挿入することができないため、単体では遊べません。
必ず、遊びたいゲームが入ったPS5本体と、5Mbps以上の通信環境が必要になります。
スマホやモバイルルーターを使用すれば外出先でも使用できますが、通信環境が悪いと、途中でフリーズしたり切断されることもあります。
また、データ容量を使いすぎてしまうかもしれません。
自宅で使うことが多くなるでしょう。
ディスプレイとコントローラーが離脱できない
![Project Qの背面](https://nozo3-kao6.tokyo/wp-content/uploads/2023/05/Project-Q%E8%83%8C%E9%9D%A2-800x462.jpg)
ディスプレイとコントローラーが離脱できないことは、意外と大きなデメリットです。
なぜなら、コントローラー部分に不具合が出た場合、その時点で『Project Q』が使えなくなってしまうからです。
コントローラーのアナログスティックによく起こる不具合として、ドリフト現象(アナログスティックに触れていないのに、勝手にスティック操作がおこなわれる)があります。
私がPS5を買った際に付属していたDualSenseは、すでにドリフト現象が起きていて、使用が困難になってしまいました。
Nintendo Switchのようにディスプレイとコントローラーが離脱できれば、不具合のあるコントローラーを修理するか、新しいものに交換すれば使えるようになります。
『Project Q』の背面画像を見ると、どうやら離脱はできそうにありません。(泣)
背面ボタンが使用できない
![DualSense Edge](https://nozo3-kao6.tokyo/wp-content/uploads/2023/05/DualSense-Edge-800x450.jpg)
『Project Q』には背面ボタンが付いていません。
DualSense Edgeなどの背面ボタン付きコントローラーに慣れている人にとっては、違和感を感じるかもしれませんね。
スマホやタブレット、PCでリモートプレイが可能
すでに、スマホやタブレット、PCでリモートプレイが可能となっているため、リモートプレイ専用のデバイスを購入する必要があるのでしょうか。
メリットのところでも記載しましたが、『Project Q』はわざわざスマホと接続しなくても、簡単にリモートプレイができるという利点があります。
しかし、タブレットやPCを使用すれば、『Project Q』よりも大きい画面でプレイすることができます。
私は、6.5インチのスマホや10.1インチのタブレットを使用してリモートプレイでゲームをしており、手軽にゲームをしたいときはスマホ、迫力のあるゲームをプレイしたいときはタブレットというように使い分けています。
なお、DualSenseやDualSense Edgeを使用してのリモートプレイでは、ハプティック効果などの機能は、異なる挙動になる場合があります。
PS リモートプレイについては公式サイトをご覧ください。
DualSenseとスマホを合体できる、コントローラー用スマホホルダーもあります。
興味のある方はチェックしてみてください。
バッテリー持ちが不安(不確定)
![](https://nozo3-kao6.tokyo/wp-content/uploads/2023/04/Creative-Pastel-Battery-Illustration-with-Motivational-Saying-Mouse-Pad-800x667.png)
海外の情報サイトINSIDER GAMINGでは、『Project Q』のバッテリー持続時間は3~4時間程度になると報じています。
DualSenseはもともとバッテリー持ちが悪いと言われており、そこにディスプレイが付いている『Project Q』のバッテリー持ちが悪いのは予想できることです。
しかし、搭載するバッテリー容量も大きくなっていると思われるので、そこまで心配する必要は無いかもしれません。
買う?買わない?
![](https://nozo3-kao6.tokyo/wp-content/uploads/2023/05/Q-Lite2-800x450.jpg)
メリット、デメリットをお伝えしましたが、いかがだったでしょうか?
「絶対欲しい。」という人や、「リモートプレイはスマホでできるから必要ない。」という人もいることでしょう。
まだ、価格などの情報が出て来ておらず、わからないことも多いため、何とも言えませんが、現時点の情報から私が購入するかどうかをお伝えします。
私は『Project Q』を…
購入しません。(今のところ)
- すでにスマホやタブレットでリモートプレイができるから
- ドリフト現象などのコントローラ部分の不具合のリスクが高いから
以上の理由により、今のところ購入意欲はありません。
今後発表される情報によっては、購入意欲が変わるかもしれません。
特に、価格がいくらになるかが大きなポイントになると思います。
私のなかでボーダーラインは2万円を切るかどうかです。
予想では、19,800円[税込]くらいを予想しています。
今後、発表される情報に注目していきましょう。
まとめ
![](https://nozo3-kao6.tokyo/wp-content/uploads/2023/05/%E5%90%84%E7%A8%AE%E3%83%87%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%B9-646ea2c41093d-800x450.jpg)
「PlayStation showcase2023」で発表された、『Project Q』の情報をお伝えしました。
『Project Q』はPS5本体やWi-Fi環境が必要など、リモートプレイ専用の携帯ゲーム機です。
そのため、評価は人によって変わってくるでしょう。
まだ価格などの情報がわからないため何とも言えませんが、私個人としては購入する可能性は少ないと思います。
今後の情報に注目していきましょう。
![](https://nozo3-kao6.tokyo/wp-content/uploads/2023/01/illustrain10-sakana19.png)
『Project Q』欲しいですか?
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